仕事につながる士業向け名刺とは?

士業の方の名刺は一般企業、公務員の方の名刺とは違った作り方をしたほうがいいことが多いです。この記事ではそのような士業の方向けの名刺について考えてみましょう。

はじめに

士業と言えば、弁護士司法書士行政書士税理士公認会計士社会労務士弁理士建築士などが思いつきますが、それ以外にもたくさんの業種があります。
「この業種」には「こういう名刺」という当てはめ方は適切ではないですね。

この記事を書く前まで私は、例えば弁護士は固い仕事で人格も固いと思ってしまいましたが、知り合いの弁護士を思い浮かべ日頃の活動を考えると「固い」と決めてしまうのはふさわしくないと気が付きました。

 

今までのブログで名刺の作り方に本来の価値を考慮することを説明してきた通り、使い方から名刺作成を考えましょう
そのうえでフォントはどれを使用するか?名刺の背景をどうするか?どの用紙を使用するか?などブログの他ページを見て選んでいただければいいと思います。

高度成長時代、バブル経済時代なら「資格」を持っていれば仕事があったのかもしれませんが、実際のことは判りません。
しかし間違いなく言えることは現在では「資格」を持っているだけでは仕事はやってきません。つまり「資格」を持っているだけでは食べていけない時代が今日です。
現在は士業の方ですら積極的にビジネス交流会で自己アピールして同業他社との差別化をして仕事を取りに行かなければいけない営業の時代です。営業の第一歩は名刺交換であり、できるだけ効果的に、印象に残るようにしたいですね。

士業の方の名刺であっても「仕事に繋がらなければ名刺ではない」ですね。

TVやラジオで広告をしている事務所やホームページが充実している事務所であっても依頼があるのはクライアントに選ばれた士業の方です。持ち味を発揮し、クライアントの望んだ仕事ができるころをアピールしなければ仕事に繋がりません。

名刺交換は最初かつ最大のアピールのチャンスです。これらを踏まえて名刺交換でのポイントからどのような名刺を作るかを考えていきましょう。


名刺交換でのポイント(狙い) – 士業の名刺

自己紹介

単純に氏名を伝える程度ではありません。自分がどういう人なのかを判り易く伝えることが必要です。自分をどう伝えたいかを考えて「固さ」「人情味」「フランクさ」「安心感」「几帳面さ」などアピールしたい方向性を表面に出します。

印象に残る名刺を渡す

数多い同業他社から奇をてらわずに相手から話が出てくるような名刺にしておく必要があります。
記憶に残る名刺にしておかなければ後日名刺ホルダーから探し出してもらえません。この点では顔写真を入れておくことは非常に効果的です。
似顔絵で「真面目」「ユニーク」「スッキリ感」「クール」「情熱的」など自分のスタイルに合わせた雰囲気をリクエストをすれば描き方を工夫してくれます。

《参考: 私の似顔絵》
キャラ名刺

 

おすすめの専門業者
http://www.comicdo.net/ 「コミック堂」運営は有限会社CRIE
初対面の人にも不安を感じさせずに、信頼感を醸し出す名刺を作りましょう。初対面から不安感は皆無にはできません、信頼も得られません、にもかかわらず、それを初対面で実行しようとすることは間違いです。何事にも段階がありますが、最初が肝心です。

名刺作成の注意点 - 士業

形状を変えるとインパクトが強く印象にのこりますが、名刺は基本的に保管されるものです。
奇をてらったサイズや形で名刺ホルダーに入らないものだと整理の際に残念ですが捨てられてしまう可能性も高いです。
またアプリでデータを読み込みデータのみを整理保管することも可能ですが、中には一般的な名刺のサイズや形状でなければ読み込めないリーダーもあります。印象に残る名刺はあくまでも中身中心で考えるべきです。

最近一部の方で12ページほどの小冊子タイプを名刺サイズにして名刺として使用する方がいらっしゃいますが、前述の通りデータの読み込みには不都合の場合があり、安易におすすめはできません。

具体的な名刺作成手順

  1. 自分をどう伝えたいかを考えて人物像を作ります。
    「真面目」「クール」「人情派」「熱血漢」などなど
  2. 記載する項目を上げます。
    氏名、事務所名、役職、住所、電話番号、ファックス番号、メールアドレス、ホームページアドレス、資格(取得番号等)、必要次第でSNSのアカウントなど
  3. 肩書・キャッチフレーズなど自分を印象づける工夫をします。
    ○○市の税理士
    エリアを入れるパターン
    ○○で労務を説明する労務士
    自分の特長を業務に活かしている
    ○○が好きな弁護士
    個人的な趣味を表示し親近感をアピールする
    ○○が得意な二級建築士
    仕事で特に受けたいことを強調
    24時間○○する司法書士
    サービス内容を強調
    などです。
    例えば私は士業ではないので少し違いますが「一人総合商社」と名刺に記載しており、手前味噌ですが自己紹介でも一度で覚えていただけることが多いです。
    記憶に残る名刺
  4. 覚えてもらうために採用する画像を考えて選びます。
    顔写真、似顔絵、仕事中のスナップ写真(先ほどのキャッチフレーズにからめたようなプライベートの写真でも可)
  5. 記載情報の整理とサイズの選択
    伝えたいことはたくさん出てきます、しかしすべてを記載してしまい文字があまりにも小さくなると読みづらくなり「自己中心的な名刺」=「自我が強い士業の人」という悪い印象を持たれる可能性があります。1枚で納まらなければ二つ折り名刺があります。伝えたい想いと情報から名刺のサイズを決めましょう。

    [青山デザインカードからのおすすめ]

    画質のいいオフセット印刷で印刷をしましょう。

    商品: 二つ折りマットコート 両面4色 200枚 ¥2,990
    青山デザインカードでは提携デザイナーを紹介することができます。

    詳しくはこちらへ ⇒ http://card.yorozya.net/designer

    実際に士業の方は情報量と保管などのバランスから考えて二つ折り名刺を使用されている方が多いように思います。

  6. 1~5を通して重要なことは「自分」を伝えることです。
    「相談しやすい士業の○○さん」「頼りになりそうな士業の○○さん」ということを伝えることです。その基本方針をもとにプロのデザイナーと相談し、デザインを作成してもらいましょう。

    青山デザインカードでは提携デザイナーを紹介することができます。
    詳しくはこちらへ ⇒ http://card.yorozya.net/designer

     

士業名刺作成のサポート解説

名刺そのものの使い方と作り方の手順を上記で説明しました。しかし、名刺は使う士業の方が作るものとは限りません。経営者、総務担当者、また起業して事務所を開設しようと計画している方などもいらっしゃいます。その方々に名刺を作成する際に考えていただきたいことがあります。これは「士業だから」ということではなく、やはり「名刺としての在り方」について、それぞれの立場で頭に入れておいていただきたい内容です。扱うものが名刺という共通のものについての解説ですので、立場が違っても共通点があることにお気づきになられことでしょう。

経営者の皆さんへ

「安かろう、悪かろう」では会社の看板にキズがつきますし、大切な社員が会社を大事にしなくなってしまいます。名刺は経費削減への対応力と社員の会社に対するロイヤリティーの両方が見える最適なツールと言えます。「たかが名刺、されど名刺」、ごく当たり前の営業ツールである名刺が大きな指標になっている日本電産永守社長の有名な話があります。

要約すると、永守社長はM&Aを検討する際に、相手先企業の名刺の仕入れ価格を指標の一つに挙げ、その仕入れ価格が自社よりも高い場合は、コスト削減の余地が大きい、逆に自社の仕入れ価格より低ければ、より一層の経費削減は容易ではないと捉えていました。

日本電産永守社長の観点を参考に社員が収益を上げる「武器」としての名刺を制作費から見直しましょう。

詳しくは「企業経営者の方へ」をご参照ください。

 

総務担当者の皆さんへ

営業利益が上がるような名刺を作成しましょう。「安かろう、悪かろう」ではなく、仕入れ価格を下げ、かつコスト以上の品質の名刺作成を目指しましょう。会社でも利益を上げることは営業部門だけの仕事と捉えるのではなく、総務担当の最終的な目標が利益を上げることと捉える会社が、単純な経費削減ではなく、価値あるものを安く仕入れることに着目する、営業部門と一体感のある前向きな会社を作ることに繋がると思います。

余談ですが、アメリカンフットボールというスポーツがあります。オフェンスチーム(攻撃)とディフェンスチーム(守備)があり、一般的にはオフェンスチームが得点を上げ、ディフェンスチーム(守備)が相手の得点を防ぐと考えられています。しかし、実際にはチームの中での、ディフェンスチームの目標は守備ではなく、相手のボールを奪って「得点を上げること」なのです。

詳しくは「総務担当者の方へ」をご参照ください。

 

士業の皆さんへ

効果と費用を考えたコストパフォーマンスの良い名刺を使用しましょう。やはり「安かろう、悪かろう」ではクライアントの信頼は得られません。

詳しくは「士業の方へ」をご参照ください。

 

起業を考えている皆さんへ

名刺印刷が格安でできるだけでなく、デザインもリーズナブルな価格で作成してもらえる印刷会社を選びましょう。もちろんデザイン費用には印刷データをもらえるかどうかで価格が違いますので、明確にしないと低価格印刷業者の思う壺です。

また、手作り名刺については、手作り感とオリジナル性を表現したい方以外には向いていません。つまり「安く印刷する」という観点では自作は不向きです。

詳しくは「これから起業する方へ」をご参照ください。

 

キャラ名刺お考えの方へ

アニメキャラなどの使用には意匠権などが絡んできますので要注意です。デザイナーに依頼してオリジナルキャラを自分のイメージで作ってもらいましょう。もしくは自分の似顔絵を名刺に入れることは効果的です。以下は私の写真から起こした似顔絵です。似顔絵のタッチも「クール」「真面目さ」「ファニー」な感じで依頼すれば調整してもらえます。

作成方法は専門業者に写真を送れば似顔絵にしてもらえます。

キャラ名刺

詳しくは「キャラ名刺(似顔絵名刺を含む)」をご参照ください。

冒頭に書きましたが、士業の方の名刺も以上のように資格をアピールするのではなく「士業の自分」をアピールするので、士業別の名刺の作り方はないということです。
まずは己を知り、どういうアピールをしたいかの構想をねり、デザイナーに相談して格安名刺販売会社で名刺作成することをおすすめします。