8.日本と諸外国との名刺文化の違い

一昔前に比べ、最近では海外との仕事をされる方も増加していると思われますが、気になるのが、外国人との名刺交換。日本では一般的に名刺交換を行いますが、海外では、国ごとの違いが見受けられます。

諸外国の名刺文化の違いについてご紹介します。

  • 欧米での名刺交換は別れ際が一般的
  • 国ごとで名刺サイズが違う
  • 国によっては名刺交換の活用シーンが限られる

名刺交換のタイミング

日本ではお会いした際にご挨拶や自己紹介を兼ねて名刺交換を行いますが、欧米の場合では別れ際に連絡先の交換として行われているそうです。

欧米の方が相手の名刺交換の場合、名刺交換のタイミングの違いにより、どのタイミングにしたらよいか迷ってしまいますが、基本的には訪問者側が相手先(相手国)のルールに合わせたほうがスムーズにいきます。
ただし、名刺交換のタイミングはそれほど重要ではありませんので、タイミングにこだわらなくて良いでしょう。
さらに、欧米の方は交換した名刺にメモや書き込みすることに抵抗が無いと言われています。
名刺交換したその場でメモを取られたとしても、文化の違いですので気になさらないでください。

特に、展示会などのイベントでは、一通り情報交換などを行った後や、最後にカタログやリーフレット、会社案内をもらう時に、交換をすることが多くあります。

日本の場合は、名刺は一人1枚(自分の物)を持っているのは当たり前ですが、海外、特に展示会などでは、名刺を持ってないスタッフの人も多く、営業の名刺に訂正線を引いていたり、コンタクトの場合のメールアドレス、電話番号のみ変更されることも多々ありますが、同様に気にしない方が良いポイントとなります。

 

欧米以外では、中国でも日常的に名刺交換が行われますが、名刺をしまうタイミングが日本と異なります。

日本では、名刺交換してすぐにしまうのは相手に失礼だと考えられていますが、中国では、しまうタイミングを気にしないようです。

このように、名刺交換から名刺の置き方、名刺をしまうタイミングなど、細かなところまで気にするのは日本特有のビジネスマナーと言えるでしょう。

各国の標準的名刺サイズ

日本での名刺サイズは一般的に91×55mmが標準となります。

このほかに、オシャレさを演出するためにUSサイズ(約89×約51mm)で作られる方や日本サイズに近い台湾サイズ(90×54mm)で作られる方がいらっしゃいますが、基本的には標準サイズを使われている企業が多いでしょう。

余談ですが、名刺標準サイズに合わせて名刺入れ、名刺ケースなども作られています。

しかし、海外では国ごとに名刺サイズが違うため、代表的な国の名刺サイズをご紹介します。

<各国の標準的な名刺サイズ>

日本 91×55mm
アメリカ 88.9×50.8mm
フランス 85×55mm
イギリス 85×55mm
ドイツ 85×55mm
オーストラリア 90×55mm
中国 90×54mm
台湾 90×54mm
韓国 90×50mm

名刺活用方法の違い

各国それぞれの文化の違いから名刺の活用方法も若干違ってきますので、覚えられておくとよいでしょう。

アメリカ:日本と同じように使われる。
フランス:管理職以上の人から渡すのが一般的。
イギリス:ビジネスであまり使われることはなく、パーティなどの場で名前のみ記載したカードを使用することはある。
ドイツ、ロシア:国内では一般的に使われることはない。外国人を相手にするビジネス等の場合に使われる。
韓国:ほとんどのビジネスマンが使用する。
中国:対外的なビジネスに携わっている人が一般的に使用する。

 

以上、当たり前ではありますが、郷に入っては郷に従うということで、国毎の違うポイントは慣れていくしかないですね。