4.名刺用紙を選んでみる

名刺を印刷する用紙を選ぶことは、名刺を作る上で考慮すべきポイントの一つです。

名刺が印刷できる用紙には、紙質などの風合いや色合いなど様々な用紙があり、どの用紙を選ぶかにより名刺の印象とともに、相手に与える印象も変わってきます。
一般的な用紙からこだわった用紙をご紹介します。

用紙を選ぶポイント

■紙の厚さで選ぶ

紙の厚さは、重さであるkg〈gsm〉で表されています。
用紙の種類と厚さは多く揃えられていますが、チラシなどと違い、名刺の場合は用紙の種類や厚さは比較的少なく選びやすいので、お好みの用紙を選ばれても良いでしょう。
しかし、印刷後の加工方法によっては、紙の種類や厚さを変えたほうが良い場合があります。例えば、箔押しや空押しなどのプレス加工をする場合、綺麗に表現するために「柔らか目で厚みのある紙」というように、表現したいデザインによって用紙の厚さを選ばれたほうが良いでしょう。

厚紙測定
紙厚測定
名刺の紙厚測定
名刺の紙厚測定

(注意点) 日本と海外では厚みの表記が違います
一般に「厚み」と言えば㎜やμで表記されるものですが、紙の厚みは重さの単位で表記されます。日本ではkgで表され、中国・台湾でも重さで表記されますが、kgではなくgsmあるいはg/㎡表記です。g/㎡表示を「坪量」、kg表示を「連量」と言います。

ここでは簡単な説明にとどめておきましょう。g/㎡は解りやすいですね、表示通り、その紙の1㎡あたりの重さを表しています。kg表示は、ある一定のサイズの紙1,000枚の重さを示しています。このある一定の紙サイズは四六判と言われるものを用いることが多く、四六判サイズとは788㎜x1091㎜です。

日本の名刺の厚さは「連量」表示、海外は「坪量」表示ということです。では連量と坪量の換算が解かれば一まずは格安で輸入される名刺の厚さが想像できます。大雑把な考えですが海外印刷名刺の坪量(g/㎡)の数値に0.86を掛ければおよその連量になり、逆は連量を0.86で割ればいいです。 下表のような関係です。

坪量 連量
105g/㎡ 90kg
128g/㎡ 110kg
157g/㎡ 135kg
210g/㎡ 180kg
250g/㎡ 215kg

海外の表記だから判らないということではなく、一般人にはkg表記でも紙の厚さは、すんなりとはわからないものです。

厚さに加えて紙の性質から腰があったりなかったりすることもあります。以前SNSで「急いで名刺が必要になったのでネット通販で購入したが、届いた名刺が薄っぺらでがっかりした」というつぶやきを読んだことがあります。

恐らくこのネット通販会社もなんらかの形で厚みをどこかに記載していたとは想像します、しかしここに記載しました通り数字を出されてもピンとこない人の方が多いことは間違いないです。

重要
通販会社はだいたい紙サンプルを用意しているところが大半ですので「サンプル請求」という表記がされていなくても遠慮せずに問い合わせメールで「サンプル希望」と書いて請求することをお勧めします。

■目的に合わせて選ぶ

紙の選び方は、見た目以外に名刺で表現したいイメージや名刺デザインの相性、加工方法を考えて選ばれると良いでしょう。用紙選びで困った時は、プロに相談することも良い名刺を作る方法の一つです。

一般的な名刺の用紙

名刺を作る上でおすすめする用紙は、程よい厚みで白っぽい用紙の方が多くのデザインにマッチします。

一般的には次の用紙が多く使われています。はじめはこれらの用紙を選ばれることが良いでしょう。

■マットコート紙

マット感がある用紙で、落ち着いた雰囲気を醸し出します。紙の質感は柔らか目で、マットコートでも写真や色が綺麗に表現できるのが特徴です。

マットコート紙

  • 片面 100枚 380円
  • 両面 100枚 530円

■コート紙

光沢がある用紙で、滲みにくく、写真や色が綺麗に表現できるため、カラー印刷には最適な用紙です。POP感を表現される名刺などで使われると良いでしょう。

コート紙

  • 片面 100枚 380円
  • 両面 100枚 530円

■ケント紙

程よい風合いを持ち手触りが特徴的な用紙です。マットコート紙やコート紙と違い、インクの吸収率が良いため、色味が沈みがちになりますが、用紙自体、温もりを伝えることができるのが特徴的です。

ケント紙

  • 片面 100枚 480円
  • 両面 100枚 680円

こだわり派向けの用紙

人とは違う名刺用紙を使いたい方や名刺用紙はこだわりたい方は次の用紙を選ぶと良いでしょう。

■ラミコート紙

コート紙に光沢感のあるラミネートを施したもので、写真や色が綺麗に表現できます。高光沢感が特徴的で、他と違いを見せたい方やPOP感を表現されたい方などが使われると良いでしょう。

ラミコート紙

  • 片面 100枚 600円
  • 両面 100枚 800円

■マットラミコート紙

コート紙にマット感のあるラミネートを施したもので、落ち着いた雰囲気を表現できます。スベスベした手触り感が特徴的で、多くの方に人気のある用紙になります。

マットラミコート紙

  • 片面 100枚 600円
  • 両面 100枚 800円

■エンボス紙ウェーブ

見た目はドット柄のように見えるこの用紙も、よく見ると細かなウェーブ柄になっている用紙です。細かな凹凸があるため、独特の手触り感が特徴的です。

エンボス紙ウェーブ

  • 片面 100枚 480円
  • 両面 100枚 680円

■きぬおり紙

細かな絹目模様を持ち、落ち着いた表現ができる用紙です。用紙の特性上、インクの吸収率が良いため色味が沈みがちですが、独特の雰囲気を醸し出せる特徴を持ってます。

きぬおり紙

  • 片面 100枚 480円
  • 両面 100枚 680円

■合成紙

樹脂系を主原料とする用紙で、水に強く、破けにくいのが特徴的な用紙です。マット感を持つ合成紙は、高級感を醸し出すことができます。

合成紙

  • 片面 100枚 600円
  • 両面 100枚 800円

■スケルトン

PP素材を利用したもので、片面のみ印刷できます。
デザイン性はもちろんですが、耐久性にも優れ、お洒落な名刺に仕上がります。

スケルトン

  • 片面 100枚 1800円

名刺の用紙を選ぶコツ!

名刺の用紙を選ぶコツとしては、用紙を目で見て触って確かめることが大切ですので、イメージにあった名刺を作るために、お願いする印刷サイトからサンプルを取り寄せて選びましょう。サンプルを入手することで、今後のバリエーションも広がってきます。